雇用契約書とはどんな意味がある?
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2021/10/01
コラム
会社で働く際、必要になるのが雇用契約書です。
雇用契約書は企業側が提示するもので、雇用上のトラブルを回避するためにあります。
今回は、雇用契約書の意味について掘り下げてみたいと思います。
▼雇用契約書とは
雇用契約書は、会社側と労働者の労働について決めたルールを書類に記載したものです。
両者が同意して書類にしておくことによって、ルールの認識や確認ができます。
もし、トラブルが起きた場合、書類に書いてある内容であればすぐに対応することもできます。
▼雇用契約書に記載する内容
雇用契約書は下記の内容が必須です。
・雇用期間
・勤務地
・業務内容
・始業と終業時刻
・休憩時間
・交替について
・休日と有給休暇
・賃金
・退職
上記を記載したうえで、労働者側の署名が必要となります。
▼記載しておくといい内容
必須ではありませんが、トラブルを防止するため制裁について記載しておくといいでしょう。
例えば、無断欠勤や各種ハラスメント行為は、減給や懲戒処分に該当するなどと記載しておくと、トラブル防止になります。
また、制裁がある場合は労働者に周知する必要があるので、伴わせて記載しておきましょう。
▼雇用契約書を提示していないとどうなる?
単純に労働の契約のみなら、口頭でも契約は成り立ちます。
しかし法律上、書面で労働条件を提示しなければいけないので雇用契約書が必要となります。
もし労働条件が提示されていない場合、使用者である会社側は30万円以下の罰金が発生する場合があります。
▼まとめ
雇用契約書は、お互いのルールを認識するため、またトラブル防止のために作成されます。
働く際は、雇用契約書の内容をきちんと確認したうえで同意しましょう。
また使用者側は、しっかりルールを決めて雇用契約書を作成してください。